2014年9月30日火曜日

体の中の季節変化を知る

自然療法では、自然界にある四季の変化と同様の変化が体にもあると考えています。
それは同時に、体の動きと自然界の動きが一致していれば健康に過ごせることを意味しています。
春は陽気がのぼり始め、草木や虫も、外へ向かう季節です。
夏にはその陽気が盛んになり、秋は、実を結んで収穫の季節、そして冬はすべてを静かに蓄える季節となります。
この季節の変化を、人間の体の働きに当てはめて表現すると、春は生、夏は長、秋は収、冬は蔵となります。
つまり、春夏は生・長ですから、体の動きは内外ともに活発で、外向きに発散し、体の中のものを入れ替えています。
これに対して、秋冬は収・蔵し、内側のものを充実させるために、ものの出入りは内側が主体となります。
秋の訪れとともに、日照時間が短くなって心も体も抑制されるという不安をお持ちの患者さんが多くいらっしゃいます。
そんな時は発想を変えて、春夏に吸収したエネルギーを内側で充実させるための季節がやって来たのだと理解してみては如何でしょうか。
きっと夏から秋へ向かう心と体の準備が出来るはずです。





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