2015年2月10日火曜日

幸せが生むストレス

通常は、ストレスが、マイナスの状況を作り出すことは容易に理解できるはずです。
痛みや不快症状など、不幸な身の上による場合もあるかもしれません。
雇用不安、失恋、対人関係のトラブルといった場合もあるかもしれません。
ところが、本人の態度如何では、喜ばしい状況からもストレスが生じ体に悪影響を及ぼす場合もあります。
実際に、会社での昇進を機に鬱病を発症した患者さんがいらっしゃいました。
喜ばしいはずの出来事が、引き金になることは一見矛盾しているように感じるかもしれません。
実は、この場合昇進ではなく、それにともなう不安感が引き金になっていたのです。
つまり、感情の経験することが体の反応を決定づけるものではなく、出来事に対してどのような態度をとるかが、反応を決定づけているのです。




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