2014年10月1日水曜日

自然療法は何を治そうとしているのか?

自然(自己)治癒力が最大限に引き出されたとき、人は驚くべき回復力をみせていきます。
症状の殆どは、循環系と神経系のアンバランスに起因しています。
何故、アンバランスを招いてしまったのかは千差万別です。
治療はあまり症状にとらわれず、自然(自己)治癒力を最大限に発揮できる環境づくりを基本としています。
つまり、脳脊髄液の循環を促進し、呼吸運動を活発にすることによって消化・吸収・循環・脳機能といったバランスが整えられて、初めて症状の改善をはかることが出来るのです。
せっかちな患者さんの中には、「毎日来るので早く治して欲しい」とか「仕事の関係で今月中には何とか…」「とりあえず痛いところだけ治して欲しい」とおっしゃる方がいます。
自然療法は心も含め、身体全体から症状の根本原因をとらえる医学です。
一日も早く症状から回復させて上げたいのは山々ですが、こういった患者さんの多くは既に時間というストレスに支配され、それが症状の根本的な改善を困難にしていることが多く、痛みが取れれば来ない、痛くなったら治療といった短期的な来院を繰り返してしまい、結果的に症状の改善が困難になっていく場合があります
特に初回の治療や、急性期の症状など劇的に変化する場合が少なくありませんが、治療の最大の目的は自然(自己)治癒力を最大限に引き出し、健康な状態を持続させることなのです。




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